ほとんどのO脚、X脚、XO脚、そして骨盤の歪みは、次の3つのアプローチで改善することができます。
1、大腿(股関節)を外旋位に!
2、下腿を内旋位に!
3、踵骨(距骨下関節)を起こす!(ニュートラル状態)
これらの3つのバランスを整えることで、O脚、X脚、XO脚だけでなく、その上に載っている骨盤のバランスも整えることができます。
【参考記事はこちら】
【最新版】O脚、X脚、XO脚の原因と100%の結果が出せる治療法
ただし、XO脚のような、膝のねじれ=下腿の外旋が強いタイプは、改善に時間がかかるケースが多く見られます。
【膝のねじれが強いO脚の特徴】
膝のねじれが強いO脚の特徴で一番多いのが、下腿(ふくらはぎ)の外側が張り出しているということです。
これは、膝関節において脛骨の外旋方向へのねじれ(外巻き)or 大腿(股関節)の内旋が強くなっていることが原因です。
こうした膝のねじれはクセが強いことが多く、施術やエクササイズだけでは、すんなりと改善できないケースがよくあります。
そこで、XO脚をはじめ、膝のねじれが強いO脚を3~5倍早く改善できる方法をご紹介します。
1、膝のねじれを早く改善するポイント
膝のねじれを早く改善するポイントは、綺麗な骨格を短期間で体に覚え込ませることです。
そこで、施術後にバンドで固定したり、何十万円もする医療用機器などで色々と検証してみました。
その結果、現時点でコスパ最強だと感じているのがコチラ!
Panasonicから販売されている骨盤おしりリフレという機器を使った矯正法です。
こちらは、Amazonや家電量販店などで1万円ちょっとで購入できる医療機器です。
こうした医療機器は、何十万円もするものが多く、その割には効果がイマイチ・・と言うものが多いのですが
こちらは、確実に結果が出せて、それでいて1万円ちょっとで購入できるので、本当にコスパが良いです。
(※)今回ご紹介する機器以外にも同じような機能を持つものであれば十分活用できると思います。
実は、今回ご紹介する機器ですが、説明書通りにそのまま巻くのではなく、少しアレンジをして巻きます。
このちょっとしたアレンジを加えることで、骨盤の広がりやO脚、XO脚などをスピーディに改善することができます。
それでは、早速ですが、この機器の使い方について解説をしていきます。
2、膝のねじれ(下腿外旋)を短期間で改善する方法
①仰向けに寝て頂き、膝の下に厚めのタオルなどを敷いて、軽く膝を曲げた状態にします。
これは、完全に膝を伸ばした状態にすると関節がロックされてしまい、矯正力が弱くなってしまうからです。
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②膝の間と、踵(かかと)の間に5cm~10㎝弱ほどのクッションを挟みます。
両膝と内くるぶし同士をくっつけた状態で外側から圧を加えると、下肢全体が内巻き(内旋)方向へ矯正をされてしまいます。
これでは、大腿(股関節)も内旋してしまい、逆にO脚などを引き起こしやすい体型に変えてしまうことになります。
そこで、両膝の間にクッションを挟むことで、大腿(股関節)の内旋をブロックし、下腿のみを内旋方向へ矯正することができるようになります。
踵の間にもクッションを挟む理由は、外側から圧を加え、下腿が内旋方向へ矯正をされる際に、内くるぶし同士が当たった状態だと、その内旋方向への動きが制限されてしまうからです。
つまり、踵の間にクッションを挟むことで、下腿の内旋矯正を十分に行うことができるようになります。
因みに、上の画像で使用している青いクッションは、100均ダイソーのキャンプ用品売り場にあった、折り畳みのクッション(だと思います)を半分に切ったものになります。
これは、ある程度厚みがあり、機器を作動させた時につぶれ切らない素材のものなら何でも大丈夫です。
逆に、硬すぎると、圧がかかった時に膝やかかとの内側が痛くなるので、ある程度弾力のあるものがおススメです。
③上下のバンドを巻いていきます。
この時、下腿をやや内旋した状態で巻くのがポイントになります。
また、あまりキツキツに巻いてしまうと、圧が強くかかりすぎて痛みを感じる方もおられるので、かなり、たるんだ状態でマジックをくっつけて頂いてOKです。
④電源をONにしてスタートボタンを押します。
外側と下側から空気圧が加わることで、下腿は内旋方向へ矯正をされていきます。
この時、両膝の間に挟んだクッションが大腿(股関節)の内旋方向への動きをブロックしてくれるので、結果的に、下腿のみが内旋方向へ矯正されることになります。
3、股関節のねじれ(股関節内旋)を短期間で改善する方法
2、で、下腿を内旋方向へ矯正したにもかかわらず、膝のねじれが改善できていない、というケースがあります。
これは、股関節の内旋方向へのねじれが強いことが原因です。
股関節の内旋が強い状態のままだと、下腿を内旋方向へ修正したとしても、位置関係としては、大腿に対して下腿が外旋している状態、もしくは、大腿も下腿も内旋して下肢全体が内巻き(内旋)になった状態になります。
この状態では、また元のねじれた状態に戻ることになります。
ですので、股関節の内旋が強い場合は、下腿内旋の矯正と合わせて股関節外旋の矯正も行うと、綺麗な脚のラインに整えることができます。
それでは、股関節を外旋方向へ矯正する方法をご紹介します。
①仰向けに寝た状態で、両方の股関節を無理のない範囲で開いていきます(外転・外旋)。
真っ直ぐ脚を伸ばした状態でバンドを巻き外側から圧を加えると、股関節は内旋方向へ矯正されることになります。(※)股関節の内旋が強い方の場合
これでは、O脚などを引き起こしやすい体型に矯正をされてしまいます。
ですので、股関節を外旋方向へ矯正する場合は、必ず、股関節を外旋位にした状態でバンドを巻くようにしましょう。
②大転子の上を通るようにバンドを巻き、電源をONにします。
外側からの空気圧が加わることで、股関節は外旋方向へ矯正されます。
4、機器を使用するペースはどれくらいが最適!?
そして、こちらが機器を使用した後の、ビフォアアフター写真になります。
因みに、こちらは1回の施術と15分程度の機器を使用した変化になります。
勿論、長年ゆがんだ状態で固まってしまっていた骨格は、施術後、元の状態に戻りやすくなっています。
ですので、こうした機器を毎日、あるいは、2,3日に1度のペースで続けることで、キレイな骨格を体に覚えこませていきます。
そうすることで、短期間で、かつ、お客様も頑張らずにXO脚を改善することができます。
完璧ににきれいな脚に変わるまでには、少し時間はかかりますが、施術と機器を続ければ、これだけきれいな脚に変わることができる!
という、嬉しい未来を、1回の施術で見せてあげられれば、お客さまのモチベーションも、そして、施術者に対する信頼度もアップします。
注意点としては、施術を行わずに機器を使うと、固くなってしまった関節を無理やり矯正することになります。
その結果、効果が出にくいというだけでなく、炎症や痛みを引き起こすこともあり非常に危険です。
ですので、施術の一環として機器を使用する場合は、必ず施術を行った後に行うようにしましょう。