寝た状態で骨盤のゆがみを検査することは意味が無い!

個人レッスンやセミナーなどにご参加下さる治療家やセラピストの皆さんから、

骨盤のゆがみや脚長のズレ等の検査をする時に寝た状態座った状態で行うのですが、これで正確に悪い所が見えるのでしょうか?

と言うご質問を頂きます。

結論から言いますと、そうした関節や筋肉に負荷がかかっていない状態では、本当の体型(ゆがみ)というものは見えてきません

骨格を形成しているのは筋肉や関節になります。

こうした筋肉や関節に負荷がかかっていない状態で検査を行うと、立った瞬間に、土台となる足やその上に乗っかる脚や骨盤など、体中の関節や筋肉に負荷がかかり始め、一気に、元の歪んだ体型に戻ってしまいます

また、筋肉や関節に負荷がかかっていない状態で施術を加えれば、体型は自由に変えることができます
当然、そのままの寝た状態で検査をすれば、あたかも改善したかのように見える訳です。
これもまた、1度立ってしまえば、足元から体型が崩れていきます

骨盤矯正やO脚矯正を受けられたお客様の中で
「やって貰った時は良くなった気がしたけどまたすぐ元に戻る」
と言うクレームが多いのは、こうした理由からです。

ですので、骨盤のゆがみや前後傾の度合い、脚長の左右差などの状態を正確に診るには、関節や筋肉に負荷をかけた状態、つまり立位で体型のゆがみを確認することが大事になります。


 
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